ご挨拶とおすすめ本紹介

2016-01-25

 皆さまはじめまして。今月からご縁あって教材開発部の一員としてオフィス奏で演奏させて頂くことになりました本多と申します。

 受講生の方々により分かりやすいと言って頂けるような教材作成を常に意識しつつ、私個人としてはずっと鳴り響くと耳に障るものの、インパクトには定評のあるシンバルのような音を奏でていきたいなあなんてことを漠然と考えております。

【参考】:2016 新年のご挨拶

 さて、初ブログということでざっくりとした自己紹介をここに書かせて頂こうかと思っていたのですが、一旦書き上げて読み返してみますと、あまりにも面白味に欠けることに気付いてしまいましたので、急遽予定を変更して自宅の本棚からおすすめ本をピップアップしてご紹介しようと思い立ちました。
 
 「本棚を見ればその人が分かる」とはよく言われることではありますが、私自身これまでの読書経験からまさにそうだなあと強く感じております。浅学菲才の身ではありますが、膨大な数の本が出版されている中、手元に残しておきたい本というのは本当に稀であり、本棚というのは言わばその人の凝縮された人生観を表す場所なのだと、そう捉えている次第であります。
 
 わたくし本多という人間の人となりが少しでも伝わればという思いを込めて、僭越ながらこの記事を読まれた方の人生にほんの少しでもプラスの影響があればという思いを込めて、ご紹介していきたいと思います。
 
 
・影響力の武器―ロバート・B・チャルディーニ (著)
 
 たとえば街中を歩いていると署名をお願いされて、快く引き受けたらその後募金もお願いされ、募金まではするつもりはなかったんだけどつい断り辛くて募金もしてしまった…..なんてことありませんか? もしくはガソリンスタンドで無料オイル交換サービスをやっていたのでお願いしたら、ついでにタイヤ交換を勧められてつい頼んでしまった……なんかはどうでしょうか? ちなみに私はどちらも経験があります。
 
 もし、心当たりがあって「なぜ自分はあそこで断らなかったんだろう?」と悩んだ経験をお持ちであれば、本書は必ずあなたのお役に立てることを保証します。
 
 心理学周りを解説している本というのはたくさんありますし、ただ知るだけであればネットで事足ります。ですが、個人的にはそれらはどうしてもテクニック面に傾倒してしまっており、原理原則を学ぶという意味では不向きであるように思います。
 
 そんな中、本書はあくまで原理原則を主軸に据えており、客観的な実験結果を基に平易な言葉で分かりやすく解説されていますので、これから心理学を学んでみようという方も、ある程度は把握しているもののより深く心理学を学びたいという方にも、どちらにも強くお薦めできる良書であります。
 
 
・シルバーバーチの霊訓―近藤 千雄 (翻訳)
 
 いつ頃からでしょうか。もう詳細な時期は忘れてしまいましたが、ずっと答えを探し続けているものが私の中にあります。それは「真理とは一体何なのか?」ということです。
 
 問いが漠然としていますが、ここで言うところの真理とは、たとえば死(後)とは何なのか、心は本当に脳の副産物なのか、宇宙全体の構造はどうなっているのか、などありとあらゆる疑問を含んでいます。つまるところ、私は自分を含めた人間とは結局何で、どんな世界に生きているのかを知りたいのです。
 
 そういった思いを抱えて生きてきたものですから、どうにか答えを得られないものかとこれまで哲学や宗教*1の世界を学んでみたりしたのですが、これといった答えが得られず悶々としていました。そんな中、「やっと答え”らしき”ものに出会えた」*2と思えたのが本書です。
 
 ですが、ここで詳しい内容は述べません。本書に関しましては、出版された背景や著者の性質上、出来る限り何の先入観も無く読んで頂きたいという思いがあるからです。
 
 ウェブ上で無料公開されている分もありますので、興味があればぜひご一読頂ければと思います。
 
 
*1:私は特定の団体に属しているわけではありません。あくまで個人のライフワークとして真理探究をしています。念の為。
 
*2:書かれている内容すべてを盲信しているわけではありません。こういった思想色の強い本というのは、一種の依存状態を引き起こしやすい分、批判的思考をもって冷徹な目で見つめなければならないと考えています。

・統計学が最強の学問である―西内 啓 (著)

 統計学と聞くとみなさんはどんな印象を持たれるでしょうか? 私は元々数字に強い人間ではないので、やはりとっつきにくいイメージがありました。
 
 本書の最も大きな功績は、まさに私のような「興味はあるんだけど、難しそうだなあ」と考えている層に、統計学の門戸を開いた点にあると思います。統計学でこんなことまで分かるのか、統計学ってこんなに面白いのか、と素直にそう思えるのは著者である西内さんの卓越した解説技術によるものが大きく、そういった意味でも学びになる部分が多いです。
 
 確実と言えるものが何もないようなこの世界において、統計というアプローチで真実に至ろうとする営みは、人間が根源的に持っている飽くなき探究心を如実に表しているかのようで、個人的にはとても興味深いものだなあと感じております。
 
 
・反社会学講座―パオロ・マッツァリーノ(著)

 タイトルだけ見ますと、いかにもお堅い学習本のように思えますが実際はそうではありません。どちらかと言えばエンターテイメント本に属するものであり、「楽しく学べる」を見事に体現した好著であります。
 
 何かを論じる上で客観的なデータというのは非常に大事になってきます。「私はこう思う」のは否定されるべきものではありませんし、主観でしか辿り着けない領域というのは確かに存在すると個人的には考えておりますが、人によって基準も解釈も異なる以上、社会においては一定の具体性や客観性が求められるのが普通です。
 
 しかしながら、そうした風潮を逆手にとって、意図的に自身の主張が強固なものになるようデータを解釈し、一種のミスリードを仕掛けられる場面というのもまた存在します。
 
 そういった場面において、正しく判断する為には「そのデータから本当にその主張が導けるかどうか?」や「そもそもそのデータの信憑性はどうなのか?」などを見抜く目を養わなければなりません。そして、その目を養う役目を果たす上で万人におすすめできるのが本書であります。
 
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 というわけで、いかがでしたでしょうか。
 
 本当はもっとたくさんご紹介したい本があるのですが、すべてをご紹介していくとあまりにも長くなってしまいますので、また機会があれば続きを書きたいと思います。
 
 今後のブログの執筆方針としましては、「記事を読まれた方の人生をほんの少しでも豊かにする」を掲げ、ジャンルを固定せず縦横無尽に思うことを書いていければと考えております。
 
 長くなりましたが、改めまして皆さま何卒よろしくお願い申し上げます。
 
 
 本多


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