2020年、超小型打ち上げ衛星で火星を周回か
総務省の専門家会議で、火星を周回する超小型衛星を2020年に打ち上げる方針を確認しました。
この衛星には水分を検知するセンサーを搭載しており、火星の地表や上空にある水や酸素の検出を目指します。
成功すれば、日本の衛星で初めて、火星の軌道を周回する衛星として投入することになります。
これまで日本の火星調査では、1998年に探査機「のぞみ」が火星付近まで到達したものの、
必要な装置が動かず断念しています。また、2003年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)
宇宙科学研究所が軌道投入を断念しています。JAXAは2020年代の打ち上げを目指し、
火星を周回する衛星からのサンプルの回収を目指す計画を進めているようです。
これまでに日本では火星に様々な調査が行われてきましたが、
今回の衛星が成功すれば、日本初の周回衛星として、
火星の資源調査に役立てることができますね。