iPhoneが今になって「レッド」を出す深い理由

アップルは米国時間3月21日に、iPhone、iPadなどの主要製品に関する発表を行った。

この中で注目されるのは、iPhoneに新たに用意された「赤」モデルの存在だ。

アップルは例年12月1日の国際エイズデーに合わせて、10年前から参画している「RED」のキャンペーンを展開してきた。2016年にも行われており、iPhone 7に対応するシリコンやレザーの赤いケースはこのときに追加されている。

「RED」には、米国の様々な企業が参画しており、GAP、コカ・コーラ、スターバックスといった米国の消費者向けの製品を作る企業に加え、セールスフォース・ドット・コムやドイツのSAPといったB2B企業もパートナーに名を連ねている。

「RED」の収益の100%が、グローバルファンドに寄付され、エイズウィルスの母親から子供への感染撲滅を目的とした活動に使われている。2006年から4億6500万ドルを集めたが、そのうち1億3000万ドル以上が「RED」によるものだ。

「RED」によると、2005年にHIVに感染して生まれてくる子供の数は毎日1200人だったが、

こんにちは400人にまで減少させることに成功し、この数字を近い将来、ゼロにすることができるとしている。

自分の使っているiPhone、iPadが社会に貢献していると思うと嬉しい限りだ。