むさし府中商工会議所パソコン教室

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人の目は”後ろ”も見ている?

例えば、自宅でイスや床なんかに座ってみてください。

正面を向いたまま顔や目を動かさずにいると、視野に入っている部分は当然見えますね。

ではそのまま、いま視野に入っていない頭の後ろどういう景色が広がっているかを想像してみてください。

すると、今は目に入っていないはずなのに、意図的に覚えようとしたわけではないのに、見慣れた場所であればあるほどくっきりと情景が浮かんできませんか?

この脳の処理機能を、東北大学の研究グループが実験で明らかにしました。

 

頭の後ろの情報を処理する脳

研究グループの発表によると、脳は人間の視覚系が直接見ることができない頭の後ろの情報も処理していることを明らかにした、とのことです。

視覚系が無意識に周りの環境を学習脳内にモデルをつくることで、視野に入っていない後ろの情報を処理するとのことです。

例えば、何度も見る環境では簡単に位置関係を把握できますね。

無意識にテーブルにものを置いたり、意識することなく何がどこにあるかわかっており、あたかも後ろに眼があるような行動をとることもあります。

こうした能力は視覚と行動が直結する脳処理の重要な機能ですが、それがどのように獲得されるかはわかっていません。

 

実験方法

研究グループはこの機能を実験的に調べるため、文字がランダムに配置された中からターゲット文字を探すという課題を被験者に与えて、繰り返すことで探索時間を短くする効果(文脈手掛かり効果)を調べました。

文脈手掛かり効果は、画像中の文字配置に対して無意識に獲得できる学習効果で、シーンの記憶に関連すると考えられています。

この研究では、眼や頭を動かすことなく見ることができない周囲にも、文脈手掛かり効果が生じることを示しました。

 

まとめ

この結果から、脳処理について以下のことが分かります。

・脳は360度の視野にあるものの配置を覚えている(今見えている視野内の情報だけでなく)

・無意識の学習によって配置を覚え、周囲の環境モデルを無意識に構築する

これらの機能によって、正面にあるものから背後にあるターゲット位置を推測できます

この機能のおかげで、私たちはとても生活しやすくなっているのかもしれませんね^^

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