ホテルの客室に新スピーカー
シダックスの事業子会社が運営する「ホテル エミット渋谷」は
AIスピーカーと多言語対応チャットボットを導入した客室内を公開しました。
AIスピーカーは今年10月にホテル客室全72室とフロント、ロビーの計74台を設置。
日本語もしくは英語で「朝食は何時からですか?」
「タクシーの手配はできますか?」
「チェックアウトは何時ですか?」などと声をかけると、AIが回答してくれます。
答えられない質問の場合、チャットボットに移行するQRコードが表示され
スマートフォンで読み取った後、ホテルスタッフとやりとりできます。
チャットボットはネイティブ言語で質問を送信すると
その内容がホテルのスタッフ側が設定した言語に自動翻訳されて送信されます。
英語や中国語、タイ語、フランス語など計17言語に対応しており、
フロントに電話をする手間や言語の壁が無くなり、
ホテル周辺のレストランや観光スポット、交通案内など
様々な情報を得る事が可能になるそうです。
多言語対応チャットボットと管理画面をシステム連携し、
お客様へ行うサービスは世界初・業界初となります。
このサービスは外国人観光客らへのサービス向上の他、業務効率化も狙っています。
シダックスは人件費の2割削減を目指しており、
ホテルでも今後、夜間の常駐スタッフの削減を検討しています。