ネットで手話

インターネットテレビ電話の映像などを活用して、耳の不自由な人でも手話通訳を介して

電話ができる「電話リレーサービス」実現に向けて検討されています。

これまで、聴覚障害者は家族に電話をかけてもらうなどの制約がありました。

「電話リレーサービス」は、テレビ電話などを備えた専用サイトに連絡をすると、

オペレーターが手話や入力された文字の内容を音声通話で健聴者に同時通訳する仕組みになっています。

携帯電話などの無料通信アプリとは異なり、双方が同じアプリを使わなくても飲食店の予約や公共機関への連絡など、健聴者から聴覚障害者への発信ができるようになります。

現状は日本財団が試験的に「電話リレー」を提供していますが、早朝や深夜、110番などの緊急通報もできない状態です。

「電話リレーサービス」を利用するには、電話会社や民間企業に申し込む必要になりますが、

幅広い人との通話が可能になり、24時間利用することができるようになります。

一般にはまだまだ認識されていませんが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け安定的に使える環境を目指しています。