Outlookの雑学

キーボードのCtrlキーとFキー。

これをWordExcelを起動中に実行すると検索機能が使えることはご存知でしょうか。

InternetExplorerでも同様にOffice製品では「Ctrl+F」のショートカットキーは検索を意味します。

しかし同じOfficeソフトであるOutlookだけ「Ctrl+F」を実行すると転送という機能が実行されてしまうのです。

これには裏話があります。

遡ること1995年、当時MicrosoftのメールチームははMicrosoft Exchangeのメールクライアントの開発に励んでいました。この時は「Ctrl+F」で検索機能が使えました。しかし、Exchange以前のメールソフトで「Ctrl+Fで転送」というショートカットに慣れていたベータテスター(※実装した機能がきちんと動くか確認する人のこと)が「検索よりも転送機能を充てたい」と意見を上げた為、Outlookでは「Ctrl+F」に検索ではなく転送機能が充てられることになったのです。

この時ベータテスターを務めたのが、Windowsの生みの親であるビル・ゲイツだったそうです。Outlookだけ、「Ctrl+Fが転送」という機能になったのは大物の一声があったからなんですね。

以上、Outlookに関する雑学でした!