ハードディスクの容量が商品の説明書きより少なく表示される!
新しくパソコンや外付けのハードディスクを購入していざ使おうとすると、箱に表示されている容量よりパソコンの画面上の数字が少なくなっていることがあります。具体的には2TBのハードディスクを購入したのに実際は1.81TBなどと表示されてしまう現象のことです。
詐欺か!?と思うかもしれませんが、これはどちらも正しい表示で、計算方法が違うために起こっているものなのです。
通常商品に表示される容量は1TB=1,000GBで、1000は1000のままで計算します。
しかしコンピューターは1TB=1,024GBで表示されます。2進数で計算するため1000を1024と扱っているのです。
これが差異を生み出しているのです。
例えば、下の画像のハードディスク容量は正確には982,918,361,088バイトです。10進数で計算すれば983GBと表示されるはずですが実際の表示では915GBとなっています。68GBも少なくなって表示されていますね。
では実際に
1,024バイト=1KB
1,024KB=1MB
1,024MB=1GB
で計算してみましょう。
982,918,361,088バイト÷1,024=959,881,212KB
959,881,212KB÷1,024=937383.99MB
937383.99MB÷1,024=915.41GB
という計算結果になりました。よって915GBと表示されるのです。
表示が少ないので、なんとなく損した気になりますが982,918,361,088バイトという容量が現実に減っているわけではありません。最初にあるとおり、商品の表示上もパソコンの表示も正しいのです。