12/14 【Excel】1行おきに行を挿入したい

下画像のようなExcelの表の1行ずつに、空白の行を追加したい場合、簡単な方法はないでしょうか。

 

 

     ↓

 

 

通常であれば4、5,6行を一行ずつ選択してから行を挿入すればいいのですが、少ない行ならまだしも、たくさんの行がある場合は面倒ですので別の方法も紹介します。

 

 

まず、今回は表の外側のE列に連番を入力して、オートフィルターをオンにしておき、

 

 

番号を真下にコピーして罫線も引いておきます。

 

 

そして、E列を「昇順」で並び変えれば

 

 

空白行が挿入された状態になりましたので、最後にE列を削除すれば終了です。

 

 

 

 

 

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10/17 マラソンのゴール予想タイムはどのように計算している?

10月15日(日)にパリ五輪のマラソン日本代表選考レースであるMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)が行われ、男女2名ずつの代表が内定しました。テレビ中継をご覧になった方もいらっしゃったのではないでしょうか。

 

さて、テレビのマラソン中継を見ていると、先頭を走る選手が5km通過するごとに、ラップタイムなどと一緒にゴール予想タイムが表示されます。このゴール予想タイムはどのように計算されているのでしょうか。

 

一昨日のMGCは男子がTBS、女子がNHKにて中継されましたが、どちらもタイムより順位が重要なレースであったためか、ゴール予想タイムの表示はあまり見られませんでした。それでも女子の30km地点で以下のような表示が出てきました。

 

    ※実際の画像は使用できないため、Excelで作成しています。実際の表示とは異なります。

 

ゴール予想タイムは「2時間23分22秒」となっていました。これは残りの12.195kmを、直前(25km~30kmまで)のラップタイム「16分59秒」のペースで走り続けたとして計算されたタイムです。

 

Excelでは以下のような式を入れてみると計算できます。

 

    ※正しい計算式は数通りあると考えられますが、ここでは四則演算を使用した一例を挙げています。

 

実際の優勝タイムは「2時間24分09秒」でした。このレースは30kmを過ぎてから後方にいた選手が逆転して優勝したということもありますが、マラソンは特に30km以降のペース変動が激しくなる傾向にあるため、なかなか予想通りという訳にはいかないものです。

 

ゴール予想タイムの計算方法は他にも幾つか考えられます。

①スタートからゴールまで一定のペースで走り続けるとして計算する。

(今回のレースだと、30kmまでの5kmごとの平均ラップタイムは「16分59.5秒」であり、そのペースでゴールまで走り続けると考える)

男子マラソンを中継していたTBSは、こちらの計算方法を用いていました。

 

②直前2つのラップタイムの変動を加味して計算する。

(今回のレースだと、20km~25kmまでは「16分54秒」、25km~30kmまでは「16分59秒」とラップタイムが5秒落ちているので、今後も5kmごとに5秒ずつラップタイムが落ち続けると考える)

などです。①だとゴール予想タイムは「2時間23分24秒」、②だと「2時間23分44秒」となります。興味のある方は計算式を考えてみてください。(②は少し大変です)

 

教室の受講生さんの中には、Excelの操作になかなか慣れず苦労されている方がいらっしゃいます。

ここで取り上げたのは一例に過ぎませんが、計算に限らず表作成や関数などを、ご自身が興味あるものに対して使ってみると、楽しみながらスキルを身に付けていくことができると思います。

 

10/11 Excel上でテトリスをプレイ

Microsoft Excelの機能を駆使して作られたテトリスが、本格的ですごいと話題です。

 

制作したのは、東大の大学院で知能機械情報学を専攻するこんぺきさん。高校時代に情報の授業が暇すぎて、学校のPCで作ったのだそうです。X(Twitter)にはプレイ中の画面を投稿。テトリミノを積んだり消したりできるのはもちろん、次に来るテトリミノ(NEXT)の表示やスコアの計算まで再現されています。

 

リプライでは「Excelってこんなこともできるのか」「授業中に作れるのがすごい」「Excel方眼紙(レベル100)だ……」と驚きの声が多数上がりました。こんぺきさんは同様にExcelで作った「2048」や、小学生時代に3DSの「プチコン」で作ったオセロも公開。また、大学に進んでからは、Nintendo Switchのカメラで監視して制御し、ポケモンの厳選やポフィン作りを自動化するシステムを作っています。

 

作った方もすごいですが、表計算以外でもExcelにはこういった事も出来るというのが驚きですね。

 

【動画】Excelでテトリスをプレイする様子
https://twitter.com/i/status/1709448634079854813

10/7 Copilot(コパイロット)はご存知ですか?

Copilot(コパイロット)をご存知でしょうか?

CopilotとはMicrosoft製品(Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなど)の一般的なMicrosoftのアプリと連携して動くAIの支援機能です。

 

ざっくりとした捉え方をするのであれば、このCopilotが搭載されることで、スライド作成や議事録作成、メール作成がスピーディかつ高品質にできるようになります。

 

その便利な、機能を使うには一人当たり月額30ドルが必要であり、現時点では法人版のみの提供となっています。

 

では、ChatGPTとの違いが気になりますが、ChatGPTは文章で指示をすると、文章で答えを返してくれるAIですが、CopilotではExcelやPowerPointと連携し、図表の作成などにも対応しています。

 

また、それぞれの使用者に蓄積されている情報をたたき台にして、新たな文章や図表などを作成してくれます。

 

法人プランで契約をされている方、興味ありましたらCopilot、11月1日の公開となりますので、注目してみてください。

 

9/4 【Excel】こんなことありませんか?

 

例えば・・・

・誤って重要なExcelファイルを更新して上書きしてしまった。
・誤ってテンプレート用のExcelファイルに直接入力して上書きしてしまった。

 

このような経験をしたことがある方、意外と多いと思います。

 

<そんなとき便利な簡単な操作>

上書き保存のミスを未然に防ぐ方法」をご紹介します。

 

①下記がExcelの重要なファイルだとします。

 

 

②このファイルを編集する際、OSがWindows11の場合、
shiftキーを押しながら右クリックします。

 

 

古いWindowsの場合は、右クリックのみで可能です。

 

 

③「新規」もしくは「新規作成」とかかれた項目を選択する。

 

 

④このようにすると新規でExcelファイルが開かれます。

 

 

⑤新規で開かれているので、保存しても上書き保存されません。
誤って上書き保存されることはありません。

 

 

お仕事や日々の業務で重要データを扱う方など、ぜひ使ってみてください。

 

8/28 ExcelがPythonに対応

Microsoftが、「Python in Excel」を発表しました。
これはExcelでプログラミング言語「Python」を利用できるようにする機能です。

 

「Python」は、1991年に開発されたプログラミング言語で、
シンプルで使いやすいことから人気が高まり、世界中で広く利用されています。
特にWebアプリの開発やデータ分析などの分野で人気が高く、
話題のChatGPTもPythonで開発されたようです。

 

利用方法は関数「PY」の引数として、コードを入力するだけ。
特にExcelをデータソースとして分析や統計処理を行っている方に便利なのではと言われています。

 

現在は試験的な機能を利用出来る
「Microsoft 365 Insider Program」の参加者のみに提供されています。

 

今のところ、一般利用としてはピンと来ないかもしれませんが、
活用方法が浸透すれば、VBAのように幅広く使われるようになるかもしれませんね!

8/9 【Excel】エクセルでコントロールEはいつから使えますか?

「Excel 2013」以降のバージョンで使える機能です。

最近受講生より、よくご質問がありますのでご紹介します。

 

「Ctrl+E」(「Ctrl」キーを押しながら「E」キー)で使える「フラッシュフィル」のショートカットキーです。

 

Excelに限らず過去にご紹介したショートカットキーでは、
「Ctrl+C」のコピーや「Ctrl+V」のペーストが非常に使用頻度の高いのではないでしょうか?

 

今回の「Ctrl+E」の内容は「フラッシュフィルを実行する」ものです。
フラッシュフィルとはExcelが入力されたデータから規則性を自動的に認識して実行してくれる機能のこと。

 

では、具体的に実例をもって説明していきましょう。

 

1、名簿リストから姓と名をそれぞれ取り出すという作業でご説明します。

 

2、元になるセルの横に「姓」のセルと「名」のセルを挿入します

 

3、最初の列だけ自分で結果として抽出したい文字を入力します。

 

4、その後、実行したい列を選択して「Ctrl+E」を押すだけです。

 

5、「名」のセルにも同じ手順で実行すれば、「姓」と「名」を抽出したデータが出来上がります。

 

一つ目のデータから法則性を見つけ出し、
以降のデータを自動で入力してくれるフラッシュフィルの機能は、
これまで関数や区切り位置指定のウィザードなどで文字列を結合したり、
抜き出したりしていた事が、ショートカット一つで誰にでも簡単に行えます。

 

作業時間が飛躍的にアップすることができますので、
ぜひ使ってみてください。

 

8/3 【Excel】「Ctrl」+「Enter」で確定

Excelでセルに入力した内容を確定するには「Enter」キーを押しますが、それに「Ctrl」キーを押しながら確定すると、選択範囲すべてが同じ内容で確定されます。

 

この機能を使うことで、範囲内で同じ入力をしたければ、あらかじめ範囲選択をしておくことで何度も入力したり、コピー貼り付けをしなくても済むということです。

 

また、関数の場合は相対参照で引数も移動してくれますので、入力後にオートフィルをしなくても済みます。細かいことですが、何度も手をマウスに行ったり来たりしなくても済みますので、キーボード中心に操作する方には便利な機能です。

 

例として、10行の数値の和と積を計算する式を選択範囲すべてに同時に確定してみます。

 

 

7/24【Excel】 F12:名前を付けて保存

今回は、名前を付けて保存の操作。ファンクションキーのF12キーの紹介です。

 

今まで、F2、F4とお伝えしてきましたが、F12キーもよく使う便利なショートカットキーです。

 

ファイルを保存する方法は、「上書き保存」と「名前を付けて保存」があります。

 

 

新規ファイルを保存する、名前を変更して保存する場合は、[F12] 「名前を付けて保存」です。

 

マウスでやろうとすると、

操作工程として[ファイル]→[名前を付けて保存]→[保存する場所]を選択してようやく

[名前を付けて保存]ダイアログボックスが開きます。

 

この4操作がボタン1つ [F12]でできます。

 

効率よく保存操作ができるので、ぜひ利用しましょう。

 

今までご紹介したキー、F2、F4、F12、その他のキーの一覧も再度掲載しておきます。