皆さん、こんにちは！兵庫県 宝塚市の 宝塚商工会議所パソコン教室 です。

文章生成AIを開発するスタートアップ企業のデジタルレシピ（東京都渋谷区）は、忘年会を断りたい人のために、欠席理由を代理で考えるAIツール「忘年会お断り文章生成AI」を開発しました。利用には無料の会員登録が必要で、ユーザーが入力した欠席理由を基に、AIが約200字程度の“お断り”の文章を生成してくれます。

生成する文章の雰囲気は「丁寧」「カジュアル」「大胆」から指定できます。例えば「両親が故郷からやってくるから」と入力し、「丁寧」な雰囲気で文章を生成するよう指示すると以下のような文章を生成しました。

・丁寧と指示した場合

「このたび、どうしても外せない用事があり、会社の忘年会を欠席させていただくことになりました。私の両親が地元から遊びに来るのですが、その間に時間を作ってパーティーに参加することができないのです。同僚と一緒に忘年会をしたいのは山々ですが、家族のことは何よりも優先させなければなりません。せっかくの楽しいイベントに参加できないのはとても残念ですが、お誘いいただいたことに感謝しています。」（原文ママ）

同じ「両親が故郷からやってくるから」で別の雰囲気を選んだところ、以下のような文章を生成した。

・カジュアルと指示した場合

「このたびは会社の忘年会にお招きいただき、ありがとうございました。残念ながら、当日は両親が故郷からやってくるので、出席できません。このたび引っ越した新居に初めて遊びに来てくれることになり、私にとってはとても大切なことです。両親と一緒にたくさんの思い出を作りたいと思っているので、パーティを欠席するのは残念です。 皆さん、私の出席を期待してくださっているようですが、出席できないことをとても残念に思っています。」（原文ママ）

・大胆と指示した場合

「期待と興奮が高まっていたにもかかわらず、会社の忘年会に参加できないのが残念です。故郷から両親が遊びに来てくれるのですが、なかなか会えない私にとっては特別な日です。この機会を逃すわけにはいかないので、残念ではありますが、招待を断らざるを得ません。パーティーが開催されないのは残念ですが、きっと大成功して、社員全員が楽しい時間を過ごすことでしょう。」（原文ママ）

忘年会お断り文章生成AIは、同社の文章生成AI「Catchy」を基に開発したとの事。Catchyは、キャッチコピーや記事、事業の資料、メール文などの140以上のシチュエーションに対応した文章を生成できるというAI。9日時点で2万5000人を超えるユーザーが利用しています。

同社が全国の20代～60代の男女700人を対象に、忘年会に関する意識調査を実施したところ、約81％の人が忘年会に「参加したくない」と回答。この結果を踏まえ、断る文章を考える負担を軽減するために、忘年会を断る文章作成AIを開発したとしています。

実際に生成したままの文章を使用するのは少々厳しいかもしれませんが、どのように書いたら良いかの参考にはなると思われます。年末・年始にかけて、色々なイベントのお断りの文章にお悩みの方は参考にしてみてはいかがでしょうか。

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