「フェイクニュース」若い世代より中高年が信じやすい

皆さんはフェイクニュースという言葉をご存じでしょうか。フェイクニュースとは、虚偽・デタラメな内容の情報・報道の事を指す言葉です。世の中にはいろいろな情報が飛び交っていますが、正しい情報ばかりではありません。特にネットの世界では間違った情報はいたるところに存在しています。ここ最近では新型コロナウイルスをめぐってさまざまな間違った情報がインターネットを通じて拡散されてしまうことが問題となっています。

 

こうした嘘の情報、フェイクニュースは若い世代より中高年のほうが「信じやすい」とする大規模調査の結果を国内の研究機関がまとめました。調査は、日本国内の10代から60代までの6000人を対象に、「電波でムクドリが大量死している」など実際に拡散した9つの「フェイクニュース」に対する反応について、アンケート調査を行いました。

 

その結果、フェイクニュースを見て嘘だと気が付かなかった人を世代別でみると、いずれも平均で60代が最も多く84.4%となり、次いで50代が80.1%となりました。一方、最も低かったのは40代で74%でした。

 

また、メッセージアプリやメールマガジンなどをよく利用する人のほうがツイッターなどのSNSをよく利用する人に比べて、フェイクニュースと気が付かずに拡散しやすい傾向がみられたということで、他の人たちのコメントがあるかないかの違いが影響している可能性があるということです。

 

真偽入り混じった情報の中から、正しい情報だけを選び取るのは非常に難しいものです。ですが、誤った情報を拡散してしまわないよう、本当にその情報は正しいものなのかを精査することが大事になってくるでしょう。