括弧の読み方と使い方
( )や{ }や[ ]などの括弧の読み方に迷ったことはありませんか。
よく使う括弧に ( ) がありますが、これは「まる括弧」です。
始めの括弧には「始め」を付けて「始めまる括弧」
終わりの括弧には「終わり」を付けて「終わりまる括弧」と読みます。
括弧には、たくさんの種類がありますが、
一般的な括弧の読み方と使い方を紹介します。
読み方 使い方
「 」:かぎ括弧: 会話の表現、引用、タイトル名、作品名など。
( ):まる括弧: 補足説明、漢字や英語の読み方など内容の解説。
〈 〉:やま括弧: 引用、まる括弧の中の括弧。
〔 〕:きっこう(亀甲)括弧: 引用の補足。
【 】:すみ(墨)付き括弧: 強調など目立たせたいとき。
{ }:なみ括弧: 見出しのアクセント、数式に使用。
[ ]:かく括弧: 補足説明や注記など。
『 』:二重かぎ括弧: タイトル名、作品名、かぎ括弧の中の括弧。
( )、{ }、[ ]について以前は
( )「小括弧」、{ }「中括弧」、[ ]「大括弧」と読んでいましたが、
現在は、( )「まる括弧」、{ }「なみ括弧」、[ ]「かく括弧」の読み方になりました。
括弧の中に括弧を使うときの順番が一応あります。
日本では、括弧の入れ子は [ { ( ) } ] の順で用いられ、
世界的には { [ ( ) ] } の順で用いられることが多いようです。
「かっこ」で変換したとき変換候補に「 “ 」ダブルクォーテーションと
「‘」シングルクォーテーションも含まれているのはお気付でしょうか。
これは米国と日本とで括弧の使い方に違いがあり、
ダブルクォーテーションは、日本語のかぎ括弧にあたり、
シングルクォーテーションは、二重かぎ括弧にあたる使い方をしています。
さらに英国では『“”』と『‘’』の使い方が米国と逆になります。
etc・・・記号にも読み方があります。
「〃」「々」この2つの記号は両方とも「おなじ」で変換できますが、正しい読み方は
「〃」:繰り返し記号
「々」:同じく記号
と読みます。
括弧や記号を入力するとき、意味と使い方を考えて入力をしてみてはいかがでしょうか。