リレーアタック

最近、販売されている車のほとんどが「スマートキー」と言われる

カギが車に近づくとドアの施錠、解錠、エンジンスタートができるシステムになっています。

カギをポケットやカバンに入れたままにして出し入れをする必要がないのでとても便利です。

そんな便利なスマートキーが持つ弱点を利用した「リレーアタック」と呼ばれる車盗難が増えています。

しかも短時間で車に傷をつけることなく、証拠も残らないため摘発が難しいそうです。

民家の駐車場で「リレーアタック」の実験をしてみたところ、作業開始から十秒で開錠されエンジンがかかったそうです。

スマートキーは絶えず微弱な電波を出し続け、普通は1メートル程度の範囲ですが、電波を増幅させる特殊な機器で車との距離が100メートル以上でも可能になるようです。

車を盗んだ後は、車のデータを書き換えて別のキーで操作をできるようにして海外へ売却と見られています。

リレーアタックから車を守るには電波を遮断する必要があります。

■ 金属の缶にキーを入れて保管する。

■ 電波を遮断するケースにキーを収納する。

■ キーを節電モードにする。

■ 車に近い場所にキーをおかない。

以上で被害を防ぐことができますが、さらにハンドルロックなど車に防犯グッズを取り付けることでより安全になります。

大切な車が盗難に合わないよう日頃から防犯意識を持つことが大切ですね。