国会図書館が小林麻央さんなどのブログをアーカイブに保存

株式会社サイバーエージェントは、同社が運営するブログサービス「Ameba」で、元フリーアナウンサーの小林麻央さんなど42人のブログが、国立国会図書館のWebアーカイブ(WARP)に保存されたと発表しました。国立国会図書館のブログでは「現代社会の生の情報を記録する資料として、後世に伝える意義が大きい」と発信されています。

(株式会社サイバーエージェント:ニュースリリース)

(国立国会図書館:ブログ)

 

また国立国会図書館では2002年よりインターネット資料収集の取り組みを行っていますが、ウェブアーカイブに保存されるウェブサイトのうち、「ブログ」をターゲットとして収集するのは、今回が初めての取り組みとなります。ブログはインターネットで書く日記のような役割を担っていましたが、最近では発信される内容が多岐に渡り、テレビやメディアでの報道の情報源になることはもちろん、コンテンツとしてドラマ化や書籍化されるなど、ブログがきっかけで世の中の注目を集める話題が生まれることも多く見受けられます。そのような時流のもと、今回、「ブログ」をウェブアーカイブとして初めて保存する取り組みは、後世の人類や研究者にとって“貴重な資料”となることを予測したようです。

 

インターネット上の情報は有益・無益にかかわらず更新・改廃がされやすく、ウェブサイト自体が消滅してしまう可能性があるので、インターネットの情報をアーカイブとして保存することが進んでいるようです。

 

すでに2017年には、「Ameba」における小林麻央さんと近藤麻理恵さんのブログが「後世の研究者、一般社会のために貴重な記録」として、スタンフォード大学東アジア図書館のウェブアーカイブコレクションへ保存されています。

今回は国内においても、国立国会図書館のウェブアーカイブ(WARP)に「後世に伝える意義は大きい」ものとして、42のブログが保存されることになりました。

 

それだけインターネット上に消滅してしまうと損失と考えられる情報が増えてきているとも言えます。