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2012.09.20

企業生存率

この夏のドラマで「リッチマン・プアウーマン」というドラマがあり、
毎週、娘と一緒に見ていました。
「小栗旬が3年ぶりに月9主演!石原さとみがヒロイン!
IT企業社長と、就職難に あえぐ女性の恋の格差1000億円ラブストーリー!」
という番宣で、案の定、娘たちは2人の恋の行方に毎週キュンキュンしていたわけですが、
ビジネスの視点から見ても面白いドラマでした。

気の合う仲間と立ち上げた会社なのですが、方向性が違ってきてしまい、
お互いに信頼し合っていたはずなのに、裏切られ分裂・・・・。
胸が痛みました・・。
ドラマの会話の中で、
「信頼している人が急に自分に対する態度を変えたらつらいよね?」
「そうだね。でも、それはたぶん、
 こっちが気付かないうちに相手を傷つけているんだよ。」
リアルに少し思い当たる節があります。
私も傷つきましたが、相手はもっとだったと思います。
こんなはずじゃなかったのに・・・って、今でも思う時があります。

一昨日の最終回。
「好きすぎて辛い・・・」という恥ずかしくなるようなセリフに、
「キャ~」と奇声を発しながら、
娘たちのキュンキュン度は最高潮に達していました。

(私だって、30年くらい前はこんな切ない想いをしたこともあるわぁ~)なんて、
無理やり遠い昔を思い出しながらも、
実際に私が印象に残った言葉は、
相手企業の社長である石坂浩二さんの言葉の
「30年以上生き残れる会社は、わずか0.02%。奇跡のようなこと。
君は奇跡をおこしなさい」
というようなセリフでした。

30年までに99.98%の会社が無くなってしまうということ・・・。

企業生存率について調べてみると
1年以内に 60% が消滅
5年以内に 80% が消滅
10年以内に 95% が消滅
30年以内に 99.98% が消滅

中小・零細企業なら30年どころか、10年以上続いていれば奇跡なのだとか・・・。

当社は2年9か月になるので、
なんとか1年以内の60%の中には入らなかったということかぁ・・・。
たった2年9か月だけど、その間には本当に数えきれないくらいの出来事があり、
頭を抱え込むことも幾度となくありましたが、
なんとかこんな私でも、スタッフや周りの人に助けられ支えられて、
一つ一つ乗り越えてきた感じです。

次の5年以内の80%消滅に入らないために、
スタッフに安心してずっと働いてもらえるよう、
生き残りをかけて、戦い続けていかなければ!!

・・・と、ドラマの余韻に浸っている娘の横で、
また新たに気を引き締めたのでした。