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2015.05.12

考えても仕方のないこと

「生きる」とはどういうことなのかと、
あらためて考えさせられることがあった。

弱肉強食という食物連鎖によって成り立つ自然界において、
「生きる」とは「食べる」ことにあると考えてきた。

しかも、食べるという行為は、様々な意味合いを持つと考え、
生をうけたものすべてに当てはまるとしてきた。

生を終えるまで、食べていかねばならないとするなら、
そのための思考や行動そのものが、生の証だと考えてきた。

過去から現在にかけ、食べてくることができたとしても、
将来にわたって食べていけるかどうかは定かではない。

ヒトであれ、動物であれ、植物であれ、それはみな同じであると考える。

だからこそ、将来にわたって、環境変化を察知し、対応し、姿を変えていく。

それが「成長」というものであるのか、「進化」というものであるのかはわからない。

しかし、そのわからない「成長」や「進化」というものがあるなら、
それは環境変化に対応しようとする過程でみられるもの。

そうであるなら、食べることができ、生きていられる今このときにこそ
日々刻々と変化している環境に、まず気づかねばならない。

常に今がよい、今のままでよいと、自己満足し、
結果的に安堵しているようでは将来はない。

追い求める理想は高く、見つめる現実は厳しく。

そんなことばかりを考える1日だった。

中嶋