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2016.07.07

”きょういく”と”きょうよう”

先日、八王子教室へ出向いた際、人生の先輩である80代のオシャレな女性の受講生の方とお話をする機会がありました。

女性「先生、私たち高齢者はね、”きょういく”と”きょうよう”が大切なの。」

私「そうなんですねぇ。それでパソコンを習いに来てくださっているんですね」

女性「そうなんだけど、ちょっと違うの。”きょういく”はね「教育」ではなくて、”今日行くところがある”という意味。”きょうよう”はね”今日用がある”という意味なの」

歳を重ねるごとに、家にじっとしているのではなく、「今日行くところがある」「今日は用事がある」ということで、外に出向いて、目的をもって毎日を暮らすことが大切なのだと教えてもらいました。

これは、「教養(今日 用)と教育(今日 行く)の実践」
この言葉の出典は、心理学者の多胡輝著「100歳になっても脳を元気に動かす習慣術」(日本文芸社)のようです。

最後に小声で「だからパソコンは苦手だけど、頑張って通ってるの ウフフ・・」と笑顔でお話ししてくれました。

「今日はパソコン教室に行く日だ」と、楽しみにして通ってきてくださっている受講生の皆様に、「今日は楽しかった!」「また来週パソコン教室に来よう!」と喜んでいただけるよう、スタッフ一同、今よりももっと誠心誠意、真心を込めて、受講生の方々と向き合っていかなければならないと強く思った次第です。

井上