Windows10 無料アップグレード期限が過ぎたらどうなる?
2016年(ハワイ標準時)の7月29日23時59分、Windows 7/8.1からWindows 10への無料アップグレードキャンペーン期間が終了しました。
実際のところ、ハワイと日本との時差はマイナス19時間ありますので、日本時間7月30日18時59分までとなります。
しかし、アップグレードに2、3時間かかる可能性があるので、日本マイクロソフトは余裕を持ったアップグレードを推奨しています。
日本時間7月30日18時59分までにWindows 10のインストールが完了し、「ようこそ」画面の表示まで進んでいない場合、無料アップグレードは行えなくなります。
●無料アップグレード期限が過ぎたらどうなる?
無料アップグレードキャンペーン期間終了後はWindows 10が有料となります。
Microsoft Storeでの直販価格は、Windows 10 Homeが1万9008円、Windows 10 Proが2万7864円(いずれも税込)です。
従来のWindows OSにあった割引価格のアップグレード版は販売されません。
米Microsoftは一部企業向けにWindows 10 Enterpriseを月額7ドル(約730円)、年間84ドル(約8760円)で利用可能なサブスクリプションモデル「Windows 10 Enterprise E3」を2016年秋に投入します。
しかし、日本での展開は未定です。
また、Windows 7/8.1のタスクトレイに常駐し、Windows 10へのアップグレード告知やインストール予約などを行っていたGWXアプリは、7月30日以降の更新プログラムにより自動で削除される見込みです。
なお、Windows 10にアップグレードしたユーザーに対しては、2016年8月2日に大規模な「Anniversary Update(開発コード名:Redstone 1)」が無料で配信されます。
2015年11月に配信された「November Update」に続く、Windows 10で2回目の大型アップデートです。
Anniversary Updateでは、ノートや付箋の作成など、ペンを使った手書き機能「Windows Ink」の実装、CortanaやEdgeの機能拡張、セキュリティ関連のアップデートなど、多数の新機能や改善が行われる予定です。
かなり強引なアップグレード手法が物議を醸したWindows 10ですが、無料提供のかいあって過去のWindows OSより早いペースで普及しており、2016年7月現在、累計3億5000台以上のデバイスでWindows 10が動作しているといいます。
Windows 10がOSのスタンダードになる時代は、もうすぐそこに来ているのではないでしょうか。