次の電車の混雑状況をホームに表示する実験を実施

東京メトロは、地下鉄半蔵門線の青山一丁目駅渋谷方面行きのホームディスプレイに、号車ごとのリアルタイム混雑状況を表示することで、乗車時の行動変容の効果を検証する実証実験を行うと発表しました。

 

青山一丁目駅の一つ前の永田町駅に設置した「デプスカメラ」(深度センサー内蔵カメラ)でリアルタイムに実測した号車ごとの混雑状況を、「次に到着する列車の混雑状況」として青山一丁目駅渋谷方面行きホームのディスプレイに表示します。乗客は次の列車の混雑状況をホーム上で確認できるため、あらかじめ空いている号車に移動することが可能となります。

 

実際の行動の変化を検証し、今後の情報提供やサービス向上に活用するということです。実験は2023年12月中旬以降から2024年3月末頃まで実施される予定です。

 

同様の実験は、2022年度に地下鉄東西線早稲田駅にて実施されています。一定の行動変容が見られたことから、今回は乗換を含むより多くの乗客が利用する青山一丁目駅で行い、ディスプレイの台数を約2倍に増やして効果を検証するとのことです。

 

皆さんは、自分が乗ろうとする号車が混んでいると知ることができたら、空いている号車に移動しておきますか?同じ人でも状況によって行動は変わるかもしれませんが、実験として面白い試みですね。

 

参照:号車ごとのリアルタイム混雑状況をホームのディスプレイに表示し、 行動変容の効果を検証する実証実験第2弾を実施します!|東京メトロ (tokyometro.jp)