新たな産業「eスポーツ」とは?
こんにちは!寒川町商工会パソコン教室です。
皆さんは「eスポーツ」をご存知ですか?
「エレクトロニック・スポーツ」の略で、複数のプレイヤーで対戦するコンピュータゲームをスポーツ・競技として実施する際の呼び方です。
本日のブログでは、巨大な産業に成長しつつあるeスポーツについてお伝えします。
世界中で話題のeスポーツとは?
海外ではプロゲーマーが職業として認知されていて、プロのプレイヤーは大会賞金のほか、スポンサーによる援助やキャンペーン出演料などを収入として活躍されている方もいます。
なかには年収が一億円を超える人気プレイヤーもいて、eスポーツのプロプレイヤーは若者から支持を得ています。
日本にもプロゲーマーはいますが、社会的地位が低くなってしまう等、先進国の中でも数少ないeスポーツ未承認国です。
「ゲーム」はスポーツと違い身体を動かさず、どうしても「遊び」の域を出ないという感覚があるからかもしれませんが、それを言うと例えば「将棋」なども元は「遊び」で、仕事として認定する団体があり、仕事として生計を立てられる状態になってはじめて「職業」として認知される面が大きいようにも思えます。
日本ではまだまだ認知度の低いeスポーツですが、先日一石を投じる動きがありました。
eスポーツの普及を促進する新団体
2月1日、日本国内のeスポーツ普及を推進する新団体「日本eスポーツ連合」の設立が発表されました。
賞金付きのeスポーツ大会の開催やプロライセンスの発行などを行い、プロゲーマーの社会的地位向上など業界の普及・発展に努めるようです。
これまで、日本国内のeスポーツ団体は、日本eスポーツ協会、s-sports促進機構、日本eスポーツ連盟の3団体がありましたが、これを1つに統合して新団体として活動を始めます。
プロライセンス発行については、「プロフェッショナルとしての自覚」「スポーツマンシップにのっとったプレイ」といった人格的な面の他、「日本eスポーツ連合公認大会の公認タイトルで優秀な成績を収める」「日本eスポーツ連合が指定する講習を受ける」という条件を設けています。
例外として、ゲームメーカーからの推薦があれば、過去の大会成績が優秀なプレイヤーにライセンスを発行することもあるようです。
また通常のプロライセンスの他、13歳以上15歳未満のジュニア用プロライセンスを発行しますが、ジュニアプロは高額賞金を受け取れません。
国内初のプロライセンス発行
2018年2月10日と11日に開催されるゲームの祭典「闘会議2018」で、日本eスポーツ連合がプロライセンスを発行する最初の公認大会が開催されます。
発行予定のタイトルは下記の通りです。
「ウイニングイレブン 2018」
「コール オブ デューティ ワールドウォー II」
「ストリートファイターV アーケードエディション」
「鉄拳7」
「パズル&ドラゴンズ」
「モンスターストライク」
いままであまり日の当たらなかったプロゲーマーという職業に、大きな変化が訪れるかもしれません。
日本eスポーツ連合の設立は、新たな産業が発展に貢献していくための大きな一歩だといえそうですね。