メルカリ、「利益100円以下の商品を出品する利用者」の意識・実態調査

こんにちは!寒川町商工会パソコン教室です。

 
メルカリ総合研究所(運営:株式会社メルカリ)は、全国のフリマアプリ利用者1,030名を対象に、「100円以下の利益でフリマアプリに出品する利用者」の意識・実態調査を実施しました。

(プレスリリースはこちら)

 

これまでのフリマアプリ市場の成長の背景には「金銭的な利益を得ること」以外にも多様な利用目的があるという仮説をたて、「100円以下の利益でフリマアプリに出品する利用者」515名、「最低1,000円以上の利益を見込んで商品を出品するフリマアプリ利用者」515名(合計1,030名)を対象に調査を実施し、多様化するフリマアプリの利用目的を明らかにすべく調査が実施されました。

 

下記には、利用者の意識についての回答をピックアップして紹介いたします。

 

少額取引利用者は高額取引利用者より約2割「捨てることがもったいない」意識が高い
少額取引利用者のフリマアプリ利用目的TOP3は、1位「不要品を処分するため(73.6%)」、2位「捨てることがもったいないため(62.3%)」、3位「お金を得るため(59.2%)」。高額取引利用者と比べ「捨てることがもったいないため」の回答が多く、15.7%の意識差です。

 

全回答者の7割以上が、商品が売れた時に「嬉しい・楽しい」と感じると回答 そのうち、少額取引利用者の6割以上が「捨てる罪悪感から解放」される
少額取引利用者が商品が売れた時に「嬉しい・楽しい」と思う理由1位は、「使えるモノを捨てる罪悪感がなくなるから(63.6%)」。高額取引利用者と比べて、23.9%の意識差です。

また少額取引利用者、商品が売れることで、男性は女性より「他者からの承認」を感じ、女性は男性より「まだ使えるモノを捨てる罪悪感の軽減」を感じている傾向
少額取引利用者が商品が売れた時に「嬉しい・楽しい」と思う理由は、男性は女性よりも「他者に評価されたと感じるから」の回答が多く、22.8%の意識差です。
女性は男性よりも「使えるモノを捨てる罪悪感がなくなるから」という回答が多く、8.7%の意識差です。

 

全回答者の5割以上が、フリマアプリ利用後に身の回りの売れるモノを探し始める
全回答者のフリマアプリ利用後の意識・行動変化TOP3は、1位「身の回りの売れるモノを探すようになった(53.3%)」、2位「売ることが楽しくなった(48.0%)」、3位「売ることを意識して購入し大切に扱うようになった(34.8%)」となっています。

 

以上の結果から、マーケティングライターの牛窪恵氏は、

「たとえ少額の利益しか得られなくても、出品した時点で「捨てる罪悪感」から解放され、それが誰かに売れることで、承認欲求が満たされる。そしてそれが、つい身の回りの売れそうなモノを探すようになる。フリマアプリは、環境への配慮だけでなく現代人のストレス緩和にも貢献する、重要なサービスに成長したと言えるでしょう」

と述べています。

 

 

フリマアプリの利用は儲かるというだけではなく、捨てる罪悪感であったり、人から必要とされているものを出品したということから承認欲求が満たされたり、といろいろな心理が働いているようです。

儲かるだけではなく、ストレス発散にもつながるかもしれない、フリマアプリを試しに利用してみるというのも良いかもしれません。