ワクチン接種証明 マイナンバーカード活用のアプリ開発を検討
こんにちは!寒川町商工会パソコン教室です。
デジタル庁は新型コロナワクチンの接種証明書を、スマートフォンで電子交付する際の仕様案を公開し、意見の募集を始めました。マイナンバーカードを使って専用アプリから申請すれば、スマホ画面に証明書を表示できるようにする案になります。ワクチン接種情報を取得するAPI※も提供し、事業者が予約サイトなどで使えるようにする計画で年内にサービスを開始する予定です。
ワクチン接種証明書の電子交付は、既に交付が始まっている紙の証明書と同じ内容を、スマートフォンに表示させる仕組み。仕様案では、専用の「接種証明書アプリ」をダウンロードし、マイナンバーカードと4ケタの暗証番号を入力して申請すると、2次元コード付きの接種証明書が交付されます。2次元コードからは、氏名や生年月日、接種日、ワクチンのメーカーやロット番号といった情報が読み取れるとの事。海外渡航予定がある人は、専用アプリでパスポートの指定エリアを読み込めば、パスポート番号や国籍データをQRコードに含めることもできます。
9月30日まで、証明書を利用したい事業者や自治体、公共機関、医療機関などを対象に、利用を想定するシーンと2次元コード・APIの仕様への意見を匿名で募っており、Googleフォームで意見を投稿できます。主な意見や対応は、10月中にデジタル庁のWebサイト上で公開する予定となっています。
健康保険証や運転免許証、転出届など、ここの所マイナンバーカードを利用したサービスが増えてきていますが、今後も連携サービスが拡充されそうです。個人情報の扱いなどの課題もありますが、そういった課題を解決したうえで、より便利なサービスにつながると良いですね。
※API
APIとは、「Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)」の頭文字を取った略語で、ソフトウェアの一部機能を共有する仕組み。「機能を公開しているソフトウェア」と「その機能を使いたいソフトウェア」をつなげる窓口のようなもの。APIを通して機能を連携することを「API連携」といい、「自らのソフトウェアにほかのソフトウェアの機能を埋め込む」ことになり、ゼロからプログラムを組むことなくソフトウェアの機能を拡張できる。