これまで「スキミング」とは、キャッシュカード、クレジットカードから情報が盗まれる「ATMのスキミング犯罪」が知られていましたが、最近では「おさいふケータイ」「ＩＣカード」から情報を抜き取る「電子マネースキミング犯罪」が急増しています。
 
■電子マネースキミングの手口
犯人は体にパソコン、腕にＩＣリーダーを忍ばせ、お財布や携帯、ＩＣカードがありそうなところにそっと近付き直接カードに触れずデータを盗みます。
男性ならズボンのポケット、女性ならカバン、人混みや満員電車内での被害が特に多発しています。
電子マネーの買い物決済では、軽くカードや携帯を近づけるだけでチャリ～ンと音がして支払いがわかりますが、犯人が体に忍ばせたＩＣリーダーはチャリ～ンの音が出ないようにしてあり、金額も２００～３００円程度の少額なため「何となく、あれ～？」と不思議な気持ちになるぐらいでスキミング被害に気づくことがないようです。想像しただけで怖くなってしまいますね。

 
■対策としては、今のところただひとつ！「電磁波遮断カード」
スキミングを阻止する「電磁波遮断カード」を携帯やＩＣカード、お財布に重ねて利用することで勝手に電子決済されることを防ぎます。
種類はＩＣカードを取り出して使用するもの、入れたまま使用できるものとありますが、1,000円前後からと購入しやすい金額なので、人混みや満員電車に乗る人にはスキミング防止対策としてお勧めです。
特に電車は他人が近づいてきても仕方のない空間です。

 
このようなスキミング犯罪は今後もっともっと巧妙になってくると思われます。
スキミング被害に合わないように細心の注意、予防が大切ですね。