ピースサイン(指紋認証の危険)

 カメラを向けられると、とりあえずピースサインをしてしまいませんか?
2017年1月9日の産経ニュースで、カメラに向けてピースサインしただけで、その指紋がネットに出回る可能性があることが報じられていました。

 

 指紋が読み取れるとしたら?
スマートフォンのロック解除を他人にされた場合、スマートフォンの中を見られ、インターネット使用、クレジット悪用がよく想像されます。指紋認証は本人以外に解除できないところから安心ですが、それ故に指紋認証によるセキュリティを過信しがちです。実際、行政機関や企業では、指紋の他、顔の画像、目の虹彩を認証に利用していますが、従来その情報を盗み取るにはその人に接近して撮影する必要がありましたから我々からしても安心だと思ってしまいます。
情報がネット上に出回るようになった今、3メートルの距離で撮影した画像でも読み取ることができるようになりました。

 

 顔と手を一緒に撮影した「自撮り」のピース写真、他人が撮影した写真に知らないうちに写り込んだ写真でもネットに掲示することで個人と指紋の情報を簡単に盗まれる恐れがあり、指紋認証にも注意が必要になってきました。
 対策としては、指紋認証+パスワードなどのダブルセキュリティが安全と言えます。
 そして、写真撮影の際のピースサインは控えて、安全なポーズにしましょう。