「おサイフケータイ」対応スマートフォンをかばんやポケットに入れたまま、レジなどで決済できる新技術の実証実験を行うと発表しました。端末を読み取り機にかざす手間を解消する事が狙いとなります。実施期間は2019年12月10日〜20年1月末の予定。おサイフケータイのベースとなる非接触決済技術「FeliCa」を手掛けるソニーも実験に協力する事になります。

この新技術は、Bluetoothなどの無線通信技術とFeliCaを組み合わせたもの。スマホと読み取り機が通信し、お互いの距離や角度を測定することで、決済を行うユーザーの端末を特定。他人のスマホを誤って決済に使用するケースを防いだ上で、自動で決済するとのこと。　ドコモは新技術に対応したスマホの試作機とアプリを、ソニーは読み取り機の試作機を開発・検証します。また決済の他、スマホを使ってクルマのキーを開錠・施錠する技術や、デジタルサイネージが配信したクーポンをスマホで受け取る技術など、さまざまなタッチレスサービスの実証も行う予定です。

現在のおサイフケータイでもかなり便利ですが、かざす必要も無くなれば利便性が更に向上します。両手に荷物を持っていても支払いが可能になる、そんな時代がすぐそこに来ているようです。