Officeソフトいろいろ

こんにちは!

宝塚 商工会議所 パソコン教室 です。

 

文書作成や表計算を行おうとした時、第一選択となる標準的なソフトはWordExcelかと思います。ほとんどの企業や当教室でもこのMicrosoft Office製品が採用され、これを自由に使いこなすため授業を行っておりますが、近年では互換性を持つ製品が様々あることから、いくつかご紹介していきましょう。  

 

1. Kingsoft Office

Microsoft Officeより非常に安価で購入できる互換製品です。 以前から「びっくりするぐらいMicrosoft Officeに似ている」と感じていた製品ですが、特に驚いたのは表計算として致命的だった「テーブル機能」が近年追加され、非常に利便性が上がったと感じました。 Microsoft Officeを日常的に利用している上級者向けの機能では搭載していないものや、同じような機能でも使い勝手が悪いものもありますが、初~中級者や全ての用途がこの製品のみで完結するケースでしたらMicrosoft Officeの次にオススメしたいソフトです。  

 

2. LibreOffice

なんと無料で利用でき、互換製品としては非常に定評のある製品です。 装飾要素の必要ない簡素な文書や電卓だけでは辛い計算表などを作成する際、個人のパソコン1台のみで完結するのであれば利用価値はあります。Microsoft Officeとの互換性・再現性は共に高く無いことから、他人とデータをやり取りするのは控えた方が良いです。  

 

3. Apache OpenOffice

LibreOfficeと同様に無料で、兄弟のような経緯を持つ製品です。 一昔前は上記2製品よりも知名度が高かったこともありましたが、現在では脆弱性の修正が間に合っていないほどに開発が進んでおらず、現在このソフトを利用している場合は危険度が高いため、利用が推奨されていないソフトとなっています。  

 

4. 一太郎・花子

現在では日本語入力システム「ATOK」の方が知名度が高くなってしまったJustsystem社製品ですが、官公庁などでは未だに利用されている事が多いです。 Windowsの普及に伴いシェアが下がり個人で利用するケースは少なく、Microsoft Officeと比べ画像やテキストボックスの扱いが貧弱なため、華やかな文書を作成する上では大きな欠点となっています。 日本製ならではの優秀な点も多々ありますが、現在では新規に購入するメリットがあまり感じられなくなっています。  

 

Microsoft Office製品の意義は?

どの互換製品も魅力ある点が多くありますが、あくまでMicrosoft製品を基準とした「互換」製品です。目的の操作を行おうとすると異なる手順を行う必要があるケースや、得られた結果が異なる場合もあります。故に、同じ資料を作成出来るかと問えば「No」となるケースも少なくありません。 近年ではMicrosoft Officeが導入されているパソコンも多く、安価に利用出来るケースも多くなりました。よほどの理由が無い限りはMicrosoft Officeを利用し、快適な資料作成を行いましょう。